業務系システムだからこそストレスフリーなUI・UXを考え抜く
コロナ禍や働き方改革により、社内業務のシステム化、社内システムのクラウド化が多くの企業で行われています。
グッドビーでも企業の社内業務システムの開発や既存業務システムのリニューアルを行うことがあり、多数の実績があります。
日々の業務が少しでも楽になるために、システムの「使いやすさ」は重要な要素です。
今回はグッドビーが考える業務システムの「使いやすさ」について説明します!
使いやすさの最終目標
「使いやすい」とはズバリ、「操作マニュアルのいらないシステムデザイン」だと考えています。
- どんなに高性能なことができるシステムでも、その機能を使いたい時にすぐ使い方が分からない。
- すごくスタイリッシュでかっこいいシステムデザインだけど、どこに機能があるのか分かりづらい。
上記のようなシステムを作ってしまうと、ユーザーは「操作マニュアル」を見て使い方を覚えなければなりません。業務内容とシステムの操作が頭の中でイメージしにくいからです。
どんなにダサくても、ユーザーが「使い方をイメージしやすい」システムを作ることができれば、操作マニュアルを読み込まなくても使い方が想像できて、スムーズに業務で使うことが可能です。
「使い方のイメージのしやすさ = 使いやすさ」だと思います。
では「使い方をイメージしやすい」システムデザインの条件とは、どのようなものがあるのでしょうか?
- ユーザーの業務フローの妨げになるものはできるだけ消す&隠す
- ユーザーが知りたい情報をまとめる、簡潔に表示する。
- 人間が無意識に行ってしまう、行動のクセ・思考のクセを考慮したデザインを行う。 etc…
たくさんの条件がありますが、「ユーザー目線」に立って、「ユーザー」がやりたいことを最短で行えるようにすることが、システムデザインで最も重要な条件です。
ユーザー目線に立ったデザインをつくるには?
グッドビーでは、さまざまな業務システムを開発しています。
同じような業務システムでも、使用用途・システムを操作する端末などによって、違うデザインになります。
どんなシステムを作成する場合でもまず、最初にシステム化を行いたい業務フローのヒアリングから行います。
例えば、商品の管理システムを作ろうとしたとき、下記のようなヒアリングを行います。
- 頻繁に使う通常業務のフロー(例:商品情報の登録・更新)
- 頻繁に使うことはないけど業務において必要なフロー(例:操作ユーザーの追加・変更)
- 滅多に操作しないけど、必要なフロー(例:間違えて登録してしまった商品の削除)
業務において頻繁に使う機能は、スムーズにできるようにユーザーに目立つ分かりやすいデザインにします。
逆に滅多に操作しない機能は、ユーザーが意識しないと操作できないデザインにするか、操作をすることに危機感を抱かせるデザインに設計します。
頻繁に操作されてしまうと、通常の業務フローに影響が出てしまうからです。
業務フローに頻度の優劣をつけて、それに合わせてデザインすることで、ユーザーにとって使いやすいデザインになるのです。
また、システムを操作するときに使う端末も「使いやすさ」にとって重要です。
商品の管理システムを、タブレットやスマホでよく利用する場合には、指先でタップしやすいデザインになりますし、デスクトップやノートパソコンでよく使用する場合は、画面が大きくなるので、商品の一覧情報を一度にたくさん見ることができるデザインになるでしょう。
つづくデザイン
業務システムは「完成」がゴールではありません。
システムを使って業務をしていくと「もっとこうしたい!」「機能を追加したい!」ということが必ず発生します。
デザインも一業務のみで完成されるものではなく、機能変更・機能追加があっても使いやすいように汎用的にデザインする必要があります。
デザイン ✕ お客さま ✕ システムの歩みはつづいていくのです。
グッドビーではお客さまと二人三脚でシステム開発を行っています。
こんなことがシステム化できたらいいな、などございましたら、お気軽にご相談ください!
お客さまの「使いやすさ」を徹底追求します!
参考文献:問題解決に効く「行為のデザイン」思考法
著者:村田智明
発行所:株式会社CCCメディアハウス