FUTURE WORKS
2024.05.09

東京ガスコミュニケーションズ株式会社/お客様インタビュー

「柔軟さ」と「同じレイヤーで物事を考えてくれる」ところが、グッドビーの大きな魅力。

東京ガス株式会社のハウスエージェンシーとして、東京ガスグループを始め、さまざまな企業のマーケティング支援、広告・プロモーションを展開する東京ガスコミュニケーションズ株式会社(TGCOM)。

とくに「エネルギー、食、住」に関するマーケティング、プロモーションのノウハウ・経験を強みに、企画立案から制作・運営まで、トータルなサービスを提供しています。

グッドビーとの関係は古く、当社が創業した2013年頃より数多くのお仕事をさせていただいている重要なパートナーです。今回は当時IT部門のマネージャであり、現在、同社の企画部長である井上敦史さまをお訪ねし、グッドビーとの印象深い仕事についてお話を伺いました。


井上敦史さま
東京ガスコミュニケーションズ株式会社/企画部長

橋本拓歩
グッドビー株式会社/副社長/技術統括CTO

「うちなら費用を抑えて高性能なシステムを実現できますよ」と展示会の受付システムを提案。

橋本 井上さんとは長いお付き合いになりますね。IT部門にいらっしゃった頃は、がっつりと6年ぐらい一緒にお仕事をさせていただきました。その後、2年間出向されて、昨年戻ってこられたんですよね。お久しぶりです。

井上 グッドビーさんとは2013年頃からのお付き合いになるのかな。当時はWebサイトの制作がメインでしたね。その後、徐々にフロントエンドだけじゃなくて、後ろ側というか、システム的なものも取り扱うようになって。そうしたときにちょうどいいタイミングでグッドビーさんとご一緒させていただいて、いろいろと教えていただきました。最初の頃の仕事で印象に残っているのは、展示会の受付システムですかね。

橋本 あれはたくさんやりましたね。展示会で来場者の履歴を管理するシステムですね。来場者が招待状を持って来られると受付でピッとやって、担当の営業の方にメールを飛ばしてね。入退場のログを取って、セミナーのタイムスケジュールを組んで履歴を取ったり、展示物に「いいね」する機能とかもありましたね。もともと他社さんでやられていたのですが、コストと機能が課題とお伺いして「うちなら費用を抑えて高性能なシステムを実現できますよ」とご提案させていただいたのが、きっかけでしたね。

井上 あれは画期的でした。コストのインパクトもありましたが、招待状を忘れた人はどうするのかとか、代理の人が来た場合はどう対応するのかとか、きめ細かいところまで対応していただいて、こんなに寄り添って考えてくれるんだと感心しました。また、システムを作るだけじゃなくて、ネットワークの敷設をどうするかとか、ご依頼の範囲を超えてご相談させていただいたり、知恵袋としても活躍していただいて、大変ありがたかったですね。

橋本 それから毎年のようにいろいろな部署のイベントで当社の受付システムを使っていただいて、あるときは同日に2拠点で実施ということもありました。あれは大変でしたね(笑)。

井上 でも、そういったお仕事を一緒にやらせていただく過程で「すごく頼りになるなぁ」と信頼を深めていった印象ですね。あと印象に残っているのは、私が出向する前に担当していたアプリの仕事ですかね。あれは納期が非常にタイトだった中で、それに応えていただきつつ、しっかりやっていただいて印象があります。

橋本 短納期もそうでしたが、とても高機能だったので大変でしたね。キャッシュフローを自前で組むとか、初めてトライすることも多かったので、苦労した印象があります。

井上 私はシステムの専門家じゃないのでわからないことが多々あるのですが、とはいえ私がフロントに立っているので、橋本さんにいろいろと相談しながらやっていたなぁという記憶が蘇ってきますね。

融通を利かせられるところが、グッドビーの最大の強み。

井上 コロナで各種セミナーが開催できなくなってオンライン開催にシフトしたときも大変でしたね。どこの会社も不測の事態で大変だったと思いますが、あのときに苦労して作り上げた仕組みやシステムが、今、活きていますよね。

橋本 オンラインセミナーでいうと、2年前ぐらいですかね。それまで使っていたCRMシステムが使えなくなるかもしれないということで、バックアップとして当社にスクラッチで組んでくれないかというオーダーがあったんです。何とか間に合わせたんですけど、結局、そのCRMシステムが使えたので、当社で組んだシステムは使われませんでした。でも、その翌年からは、当社で作ったシステムを使っていただけるようになり、スクラッチで組んでいるので融通が利くというところでご好評をいただいています。

井上 ベンダーさんって、僕の印象なんですけど、役割が明確に分かれていて、若干融通が利かない部分もあるのかなぁと思っていたんです。でも、グッドビーさんは一緒になって対応策、解決策を考えていただけるので、単なるシステム制作ベンダーではなくて、柔軟に対応いただけるパートナーさんだなぁと、個人的には思っています。

橋本 ありがとうございます。そこがグッドビーの最大の強みだと自負しているんです。融通を利かせられるというところ、フットワークの良さというところでは、大手には負けない自信があります。

井上 グッドビーさんって、エンジニアのリソースも自社で持っているから、そこも柔軟に対応いただける大きな要因なんですかね。どうしても会社が大きくなればなるほど、二次請け、三次請けみたいな感じになるし、外に出ていっちゃうじゃないですか。そうすると、どうしてもコミュニケーションロスもあるだろうし、その分、コストも掛かってしまうだろうし。何か変化対応するにしても階層が多いので、スピード感がなかったりしますよね。そういったところが、自社に開発リソースを持っているグッドビーさんだとスピーディに対応してくれますし、そこが強みなのかな、と思っています。

橋本 うちの会社説明のサイト見ました?新卒向けの説明に同じようなことを書いたので、見たのかなと思って(笑)。うちはあまり外注しないんです。大手ですと、相談されると「ちょっと確認しますので」と何社か先まで確認して、「これなら5万円でできます」が「10万円」になって、最終的に「50万円」になって出てくるということも、なくはない世界なんです。うちは当社の抱えているエンジニアで、うちでできるかどうかを決められるので、5万円ぐらいだったらサービスでやりますよ、とか自分たちの裁量でできるので、そこが違うと思いますね。予算がきっちりと決まっていると聞いたら、じゃあその範囲内でどうやってやっていきましょうか?とか、柔軟に対応できるのが強みだと思います。

井上 そこが本当にありがたいです!「柔軟さ」と「一緒になって同じレイヤーで物事を考えてくれる」という、この二つがグッドビーさんの大きな魅力だと思いますね。自社でリソースを持っているからということもあるんだと思いますけど、明朗会計だし、品質とコストの意味合いでいうと、コストパフォーマンスも非常にいいですよね。

橋本 あと、追加の請求もあまりしないですよね。大手だと、よく聞くのが、最初の概算見積では100万円と聞いていたのが、追加、追加で結果的に200万円、300万円になってしまったと。うちは当初の見積もりからあまりずらさずに、できるだけ予算の範囲内でやろうという方針なので、あまり追加の請求もないと思います。あとから請求されるのに慣れちゃっているお客様だと、「これ追加するのにいくらかかりますか?」といちいち聞かれるので、そのほうが面倒くさくって(笑)。「いいですよ、やりますよ」って言って、ちょっとした修正だったら、予算の中でやってしまいます。とくにTGCOMさんは、担当している方も皆さんいい方たちばかりなので、TGCOMさんのために頑張ろうという気持ちが強いので、遠慮せずにいろいろと言っていただければと思います。

井上 そう言っていただけるのが、本当にありがたいですね。

「業務委託」によって、より幅広い仕事で協力関係に。

井上 あと、僕らがフロントで相対しているクライアント様のことも、非常によく理解していただいているというところでも大変助かっています。クライアント様ごとに、いろいろなルールがあるのですが、それを僕らと同じレベルで、というのもおこがましいぐらい、もっと上のレベル感でご理解いただいて立ち回っていただいているので、非常にありがたいですね。とくに橋本さんは、技術もわかるし、営業的な立ち回りもできるし、両面持っているからこそ、柔軟に対応していただけるし、安心してお任せできる存在だと思っています。だから、僕が異動する前に「業務委託」という形で、よりうちの社員に近い形で動けるような形をとらさせていただきました。

橋本 井上さんにそういう体制を作っていただいて、私もすごく動きやすくなりましたし、皆さんからより気軽に相談してもらえるようになりました。「まだ全然決まってない案件なんだけど、打ち合わせから入ってもらえませんか?」とか。今までは、ある程度固まってから、うちに相談があったのですが、もっと前段階から入れるので、決まった経緯だとか、どういうお客様なのかなど、事前に知ることができて、提案の幅も広がりますよね。

井上 2年して出向から戻ってきて、IT系のセクションでは昔から頼りにしていたのですが、今は他のセクションでも、いろいろとご協力いただいているんだなぁと思って見ています。

橋本 井上さんがいらっしゃるときは、ある特定の方がある程度取りまとめてグッドビーに発注してくださる感じでしたが、今は若い方をはじめ、いろいろな方とお付き合いさせていただいています。うちの方も、私だけじゃなくて、さまざまな担当がいますので、いろいろなところでお仕事が発生している状況です。

井上 うちとしてもありがたいですね。繰り返しになりますけど、うちはシステム屋さんではないから、うまく役割分担しながら仕事ができるといいんじゃないかと思いますね。今後はお互いの強みを活かして、より仕事の幅を広げていけるといいですね。僕らもいろいろな企業様とお付き合いがあるので、システム系で一緒に組むところに困っているという話を聞くと、グッドビーさんをご紹介させていただくことがありますし、逆に、グッドビーさんのクライアントさんでマーケティングやプロモーションに課題を持たれているところがあれば、ぜひお繋ぎいただきたいですね。当社はとくに「食」というカテゴリーで強みを持っていますし、東京ガスグループということで社会課題を解決するサステナブルな事業なども展開していますので、そういった部分でもお互いの強みを活かして協力していければと思っています。

橋本 うちもシステムだけじゃなくて、デザインも、制作もやるので、Web制作のところでも、もっとお声がけいただけるようにアピールしていきたいと思います。今後とも、よきパートナーとして、お付き合いさせてください。本日はありがとうございました。

この記事を書いた人

コミュニケーションプランニング部

H.T.